東海中学算数傾向(2021年～2025年)
計算・数論：割合・比・倍数・規則性は毎年出題。単独計算は1題だが、文章題中の複雑計算が増加。
文章題：速さ・仕事算・旅人算・場合の数が頻出。2023年以降「場合の数」の出題が連続。
図形：平面図形は角度・面積に加え拡大縮小。空間図形は体積や水位変化が多く、発展問題化。
問題特徴
正確な計算力＋論理的推論が要求される。
長文・複数条件下での整理力が差を生む。
空間図形は難度高く、得点差が大きい。
学習ポイント
文章題はパターン別演習で整理力を強化。
図形は立体把握と比率・相似を活用する応用問題に慣れる。
制限時間内でのスピード計算練習は必須。
東海中学国語傾向(2021年～2025年)
読解：毎年「論説文」「物語文」各1題。人物心理・因果関係・論旨展開を問う。
知識：漢字・四字熟語・ことわざが毎年6問前後。
作文：例年1題。自分の考えを80字程度でまとめる形式が多い。
分析
特徴
長文読解は本文を根拠に判断する問題が多く、抜き出し・要約・自分の意見記述まで幅広い。
物語文は登場人物の感情を正確に追う力、論説文は筆者の主張を論理的に把握する力が必須。
国語知識は広範囲から出題。漢字・慣用句・敬語・語彙を体系的に習得すること。
学習ポイント
文章構造を意識した精読と要約練習（80字以内）を日常化。
過去問演習で時間配分を体得。
四字熟語・漢字は頻出熟語リストを活用。
東海中学社会傾向(2021年～2025年)
地理：毎年「日本の産業」「農林水産業」「貿易」「気候・国土」などが安定して出題。
2023年度以降は「世界地理」や「環境・資源・エネルギー」も連続出題。
歴史：古代〜近現代を網羅。特に近代以降の政治・経済に関する出題が多く、2023年度以降はほぼ毎年複数分野が出題。
公民：基本的人権、選挙制度、経済分野の時事問題が継続。2024・25年度は「環境問題」「自然災害」に関連する設問が顕著。
融合問題：地理×歴史×公民を組み合わせた総合問題が毎年1〜2題。
分析
出題形式：大問6〜8、小問58〜68、試験時間50分。短答記述が4割近く、スピードと要点把握力が必須。
学習ポイント
統計・グラフ・写真・史料を用いた総合問題が中心。
地理は世界情勢やSDGsなど時事性を含む問題も。
歴史は人物・年号暗記に加え、史料読解力が問われる。
公民は環境・災害・最新法制度など、新聞・ニュースからの時事知識も重要。
東海中学理科傾向(2021年～2025年)
- 理科
グラフ傾向（2021〜2025）
物理：てこ、ふりこ、電気回路がほぼ毎年。光・音の利用も継続出題。
化学：水溶液の性質・中和・状態変化・気体の性質が毎年。2023年以降も安定。
生物：植物のつくり、動物の分類、ヒトのからだを毎年網羅。
地学：天体の動き、星座、気象の変化。地球観測問題も頻出。
分析
特徴
短文記述を求める「理由説明」問題が多い。
実験手順や観察方法の理解、結果の考察力が得点の鍵。
天体は日本以外の地点観測や地球全体の視点を問う発展問題あり。
学習ポイント
各分野の基本法則を暗記するだけでなく、実験の目的・結果を説明できる力を鍛える。
計算問題（てこ・電流・気体）はミス防止の反復演習。
環境問題や時事的科学ニュースもチェック。
総合対策の指針
短答記述力の強化
全科目で「短く正確に説明する力」が問われる。要約練習や80字記述を習慣化する。
資料・グラフ読解
社会・理科・算数すべてで統計・図表の読み取りが必須。過去問を使い、初見資料を短時間で整理する訓練を。
時事・環境問題
公民・理科で頻出。新聞・ニュースを活用し、最新の環境政策や自然災害の知識をアップデート。
時間配分
各科目とも設問数が多く、見直し時間を確保する計画的な解答順序が必要。